ほほ笑むひと

 

もうすぐ夏休みが終わる。ていうか実質あと一日で終わる。通算20回くらいは夏休みを経験しているはずだが、今だに夏休みに対しての異常な期待を捨てられないでいる。この感情はなんだ。夏が終わると何から何まで新しい自分に生まれ変われる、そのための永遠の準備期間をたっぷり蓄えた夏というくだものをいざ食べますよ、という期待がある。実際、夏休みというのは24時間が31個束になっただけのものだし、ただの時間なのだけど。

 

「もし、お金をたくさん持っていて、働かなくってもよくて、なんにでもなれるんだったらなんの職業やる?」「ほほえむひと」