ふたりぐみ

朝、女子中学生の2人組が川沿いの鉄柵に木の棒をこんこんと叩いていた。ふたりは縦並びであるいていて、前の女の子が一回転したら後ろの女の子も一回転して、前の子が鉄柵を二回叩いたら後ろの子も叩く。ふたりはジャージを着ていて、そこはわたしの母校でもある。その光景がうつくしすぎて、おそらくこんなことふたりにとってはかなりどうでもいいことで、でも時間は戻せなくて、そういううつくしい光景と時間を無造作に扱うことにかなりまぶしさを感じる。無造作に扱った光景と時間、その光るゴミの乱反射で目がやられた。今日は気温が二十八度まで上がるらしい。ばかじゃん。